4/1 から社会人になります.
会社のCEOが書いた本を読んだのですが,エモい気持ちになって感想フォームに長文を投げました.
ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力 (NewsPicks Book)
- 作者:塩田 元規
- 発売日: 2019/10/03
- メディア: 単行本
社会人になっても忘れないでいたい気持ちを言語化出来た気がするので,ここにも載せておきます.
誰にも確認撮っていないので,なんかまずかったら消すかもししれません.
アカツキに3日後ぐらいに新卒で入社する者です。(あだ名は「なかひこくん」です)
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新卒の課題図書だったのですが、ここ最近プログラミングがずっと楽しい期間が続いてて本を読む時間など無く。やっと昨日から渋々読み始めたら、思ったより楽しく読めました。僕としても、本を読んで思ったこととか、分かち合いの機会が欲しいなと思いつつ、(ぼくは人にパッと話しかけたり、個人チャットでいきなり送りつける度胸はないので)話す機会無かったら困るな〜と思ったので、ここに書かせてもらいます。
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他の会社からもオファーをもらって、そんな中でアカツキへの入社を決めたのは、人事が自分のことを1人の人間として扱ってくれた点にあります(ちょっと加筆: 正直、待遇が良かったし同期が魅力的だったというのも大きかったです)。ぼくが「1人の新卒候補」でなく、「一緒に働きたい人」として接してもらえた会社だからです。そういったマインドというか、文化が塩田さんの作ろうとしてきたものなんだろうな、と本を読んで感じられました。
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あと、アカツキに短期インターンに行った時に、アカツキの「好きなものをより良いものとして作るために真剣に技術に向き合う」という姿勢がすごく好きになりました。それも、入社を決めた理由の一つです。 https://takanakahiko.hatenablog.com/entry/2018/09/28/131035
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ぼくは長期的な視点や目標を持たないことにものすごく葛藤していました。それこそ、塩田さんみたいに「幸せな会社を作る」みたいなのもありませんでした。僕はそのときにやりたいことに真剣に取り組み、それが評価されてきただけで、そこにキャリア戦略みたいなものは無かったからです。それはものすごくコンプレックスで、たとえば就活時に「ITエンジニアとしてどういうキャリアを積みたいの?」と聞かれて何も答えられないたびにへこんでいました。そんな中、本を読みながら何度も自分のことを考えてきて、今のぼくなりではありますが「その人の人生の一部になるような、その人自身を創っていけるような、そんなエンターテイメントを作りたい」という本来の気持ちを思い出せました。キャリアは過程なので、キャリアを目標にする必要もないんだな、と気楽になりました。
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さて、僕は「プリパラ」という女児向けアニメがとても大好きです。プリパラにはコンプレックスを持つキャラクターや他人を傷つけてしまうキャラクターがいますが、それらは理解されて和解します。プリパラは多様性のアニメです。他人を許せなくて気が狂いそうになっていた僕は、プリパラを観て初めて人間になれました。僕はそのような作品を、ひとを創っていく何かを作っていきたいのです。
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僕はIT技術者です。プログラミングと設計が人よりかは得意です。「人を創る作品をつくる」ために技術力を行使していくつもりです。好きなものを創るために真剣に技術に向き合うことが幸せなことだと信じています。誰のためでもなく会社のためでもなく自分のために。
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塩田さんがCEOを降りるとのこと、「もうちょっとCEOとしての塩田さんと仕事したかったな〜、チクショ〜」ってのが本音ですが、本を読んで少し安心しました。アカツキに塩田さんが作ろうとした良い文化があると信じて、これから社会人になるのを楽しみにしています。
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以上です。
社会人になって,ちょっと悩んだときとかに,自分の本来の気持ちを思い出すためにこの記事を読み返すことにします.