もくもく温泉 開発合宿 #14 に参加してきた.
この記事はその参加報告である.
はじめに
もくもく温泉開発合宿とは,温泉宿に行って開発合宿を行うコミュニティ及びそのイベントである.
今回(#14)では, 五十沢温泉ゆもとかん さんへ 2019/01/12(土)~2019/01/14(月) という日程で向かい,開発合宿を行った.
私は今回, スポンサーされる枠
および 運営スタッフ
として参加した.
1日目
今回の合宿は現地(六日町駅)集合であるため,各々が交通手段を選択し向かう必要がある.
私は2年ぶりに新幹線に乗っていた.
新幹線変形ロボ シンカリオン
を視聴しているため,近いうちに乗りたいと考えていたので,いい機会だと思って奮発したのだ.
自由席だがギリギリ座ることができた. 大宮で乗り,サンドイッチを食べながら作業していたら1時間程度で越後湯沢に到着した.
越後湯沢で次の新幹線に乗り換える.
と,レアなことに乗り換え先は 現美新幹線車両
だった.
こいつは,最高時速210キロの 走る美術館
であり,車両が美術館に改造されているいわゆる ジョイフルトレイン
というやつだ.
車両内に設置されたカフェで購入したホットティーを啜りつつ,現代美術を鑑賞することで創作意欲を高めることに成功した.
詳しくはこちらを参照されたい.
その後,浦佐駅で上越線に乗り換え六日町に到着した. スタッフであるため1時間前に到着したのだが,すでに参加者が2名いた.
せっかく遠出してきたので,私は待合室を抜けて近所を散歩した.
冬のしんみりしたアーケード街,名前も知らない川,錆の色が壁を覆う地下通路,ワンカップ大関を片手に足湯に浸かるオッサン,東京では見ることのないものを見て回るのはとても心が踊った.
メンバーが集合し次第コンビニで買い出しをし,迎えのバスに乗り宿に向かった.
宿に到着し次第,自己紹介を簡単にし,各々は作業を始める. 作業のためにスペースを借用しており,基本的に一つの部屋に集まって作業を行う.
とくに作業の成約はないため,息抜きにネットサーフィンをしたり,詳しい人に技術的な相談をしたり,各々のペースで無理なく作業ができることがこのイベントの魅力だ. 日本酒もボランティアで持ち込まれ,適度に飲みながら作業することも可能である.
この日私は, google/gihub へのコントリビューションをメインに行なった.
- Update paackage.json (#489) · google/clasp@61b2f41 · GitHub
- Autodetect Scopes for clasp run · Issue #411 · google/clasp · GitHub の調査
- Clone with rootdir by takanakahiko · Pull Request #485 · google/clasp · GitHub (この前自分が出したPR)の挙動確認(テストの追記の方針検討)
加えて,参加者の Judeee さんが「GitHubの使い方を勉強するぞ!」とのことだったので,私が過去に執筆した 自分のWebページを作りながらGitとGitHubを学ぶハンズオン - Qiita を紹介し,そのサポートを行った.プログラミングをはじめたばかりの方がこういうイベントに参加してくれるのは素直に嬉しいと感じた.
作業をしていたら夕飯の時間になった. 最高だった.
その後少し作業を行い,温泉に入った. 今回泊まった五十沢温泉ゆもとかん さんの魅力の一つは,その温泉である.
私はプログラミングを長時間行うと,肩や腰が痛くなる. その後に入る温泉は,プログラミングにおける疲れを癒やす効果もあるためか,格別であった.
2日目
起こされると8時だった. 昨日3時に寝たこともあり眠かったが,体は非常に軽かった.温泉のおかげだろうか.
朝ごはんを食べ次第作業を開始した. 午前中は大学と就活のタスクをいくつかこなした.
最高な昼ごはんは最高だった.
午後は,takanakahiko/sao-clasp ,supermomonga/kokoro-io (private repo)についてそれぞれ作業及びコントリビューションした.
supermomonga/kokoro-io は,Ruby on Rails で作られたプロダクトであるため,sinsoku_listy さんに色々と助けていただいた.ありがとうございました. 様々なバックグラウンドを持つ方が参加されるため,こうやって詳しい人に相談することができることも,このイベントの魅力だと思われる.
更に,今考えている markdown+css組版のフレームワークについて設計を考案,周辺技術の調査をした. GitHubで出せる進捗は,とりあえずリポジトリ( takanakahiko/kashikoma )作っただけであるが.
作業途中で食べた晩御飯(写真を取り忘れた)が美味しすぎて泣いちゃった(実は泣いていない)
10時に作業部屋は閉められる. その後スマブラをするなどをした.
この晩も温泉に入った. 温泉では,色々と楽しい話をすることができた. 今この技術が面白いだとか,コレに興味あるだとか,ちょっとグレーな話だとか,
3日目
起きて朝ご飯を食べた.
朝ご飯後,温泉に入りに行った. 露天風呂だったので,外には雪景色が広がり,非常に体験が良かった.
温泉から上がり次第,作業に取り掛かる.
この日は,takanakahiko/slack-emoji-meister について作業を行った.
- Slack Emoji Meister | slack-emoji-meister (紹介ページ)の作成
- ストア公開したので,審査におけるアレコレ(紹介文とか)
Chrome拡張を公開したのは初めてであるため,少し戸惑う部分が多かった.
コレ自体は,Web上の任意の画像をブラウザで右クリックすると,簡単にSlack-emojiとして登録ができるものである. 自分で言うのもアレだが,むちゃくちゃ便利なので皆使ってくれ.(そして高評価のレビューをお願いしたい)
昼はカレーを食べた.無条件で美味しい.
午後は何をしたか覚えていない. 日本酒をレッドブルで割ってガブガブ飲んでいた記憶はある.
15まで作業を行い,宿をあとにした.
その後は自由解散となるが,何人かと一緒に越後湯沢を経由して ぽんしゅ館
というところに行った.
と,最高の締めがあり今回の開発合宿は終わりを迎えた.
まとめ
進捗としては細かいものがいくつか出せた. まとまったものを出せなかったことは心残りであるが,いつも「これは後でいいや」と先延ばしにしていたタスクを片付けることができたのは大きい.
また,参加者とのコミュニケーションが非常に有意義だったと感じる. 技術的な話はもちろん,キャリアの話であったり,チーム開発の話を聞けたのは学生として非常に有り難く感じた.
このコミュニティは,いい意味で省エネであるところが非常に素晴らしい. お互いが無理をせず,過度に気を使わずにコミュケーションを取れているので,その点は主催の tabunmuri255 さんが良い雰囲気を作ってくれているのを感じられた.
そして,私は今回 スポンサーされる枠
で登録し,経済的負担が少ない状態で参加することができた.
これは,学生等お金に余裕のない人でも参加しやすいように作られた枠である.
この仕組みは スポンサーする枠
の方によって支えられている.本当にありがとうございます.
と,非常に素晴らしいイベントであると感じた. 次回も近いうちに開催されると思われるが是非参加したい. この記事で興味を持った方がいたら,是非次回は参加していただきたい.
以上.