takanakahiko’s blog

多分三日坊主で辞めます。

もくもく温泉開発合宿(15) に参加してきた #mokumoku_onsen

もくもく温泉開発合宿(15) に参加してきた. この記事はその参加報告である.

はじめに

もくもく温泉開発合宿への参加は3回目である. 前回に引き続き「スポンサーされる枠」及び「運営スタッフ」として参加した. 今回は,7/13 ~ 7/15 にかけて 山喜旅館 にて決行された.

もくもく温泉に関しては こちら を参照されたい.

きっかけ

6月下旬,私はひどく疲弊していた. 環境と,それに順応できない自分に嫌気が差していた.

Twitter で弱音を吐いたときに tabunmuri255 さんより「温泉入りましょ」とお誘いいただき参加するに至った. (正確に言うと,もともと参加するつもりが,心に余裕がなかったため忘れていた)

要するに,湯治というやつである.

1日目

午前中の用事が伸びた,マズい. 仕方なく新幹線に乗って向かうことにした.

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ご自由に使ってください

山喜旅館は伊東駅の近くにある. 伊東駅は伊豆の東部に位置し,山と海に挟まれた温泉街が広がる.

客室から海を眺めることができ(あいにく悪天候だったが),素晴らしい立地にある.

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伊東駅周辺の町並み

集合時間の15:00に2分遅れて旅館に着くと,参加者は1人しか到着していなかった. この「ゆるさ」もまた,もくもく温泉コミュニティの魅力である.

客室の案内等を受けていると,参加者が到着し始めた. 4人ぐらい集まったところで,各々の作業を開始した. 作業スペースは客室とは別にレンタルしている. バレー等の練習がされるようなスペースに,机と椅子を用意していただいた.

イベントの様子は #mokumoku_onsenハッシュタグで実況されている. いやしかし,Twitter#mokumoku_onsen を確認するとどうもおかしい. やけにツイートが多いのだ.

それもそのはず, #mokumoku_onsen を使うもう一つのグループが誕生し,同じタイミングで開発合宿を行っていた. 「珍しいこともあるもんですね」と言いながら,「同じタイミングで日本の何処かで開発合宿する団体」にエールを送りつつ,各々は作業を進めた.

自分は今回の開発合宿で Flutter の入門を行うことにした. コミケットで Flutter に関する技術書を配布することに決めていたが,全く手を付けられていなかったためである. と言いつつ,主目的は湯治であるため,無理のないように進めることにした.

作業を続けていると「いやまさか...」参加者の1人がつぶやく. #mokumoku_onsen を使用する別団体がTwitterにアップロードする写真に見覚えがあるのだ. そう,「同じタイミングで日本の何処かで開発合宿する団体」は,なんと同じ宿に宿泊していたのである. そんな偶然あるか...? 以降,Twitterでお互いに交流を続ける仲間となった.

少し作業をした後,温泉に入った. この土善旅館は,自家源泉の温泉である. 24時間入浴可能で,今回のようなイベントでは大変にありがたい.

http://www.ito-yamaki.jp/spa.html

引き続き作業をしていると夕飯の時間になった. これがまた格別に美味しかった.

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刺し身と天ぷら,文句のつけようがない

その後は日本酒を飲んだ記憶しかない. 作業したはずなんだけどな,おかしい.

2日目

7:55 分ぐらいに起床し朝食に向かった.

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鍋には湯豆腐が入っていた

この後は,作業をする人もいれば,マイペースに休む人もいた. 私は後者で,部屋でダラダラした後,10時より キラッとプリ☆チャン を視聴した. キラッとプリ☆チャン はとても良いアニメなので,全人類視聴していただきたい.

10:30 より作業に取り掛かった. Flutter の環境構築に苦戦した. ビルドの方法等は分かるが,デバッグの方法がわからず苦戦した. 同人誌ではここらへんをしっかり解説することにする.

そうこうしていると昼食に時間になった. 昼食は,各々が自分の行きたい店に行くことになった. 私は, KG くんとともに 成木屋 へ向かい,そばと海鮮丼を食べた.

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伊東は海鮮物がとにかく美味しい

その後,KG くんとともに伊東の町をしばらく散策した. 海がすぐ近くにあったので,その周辺で写真を撮影したりした.

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インターネットのコスプレ

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筆者はテトラポットが大好き

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歩きすぎだろう

戻り次第,また作業を行った. ここらへんで Flutter の開発環境にめどがついた. KG くんは Flutter の経験があったので,いろいろとアドバイスをしたいただいた. これ以降は no-timeline の改良を行うことにした.

no-timeline は,同人サークル 高尾技研 の仲間である prprhyt と開発を行っている Twitter クライアントである. 名前の通り,タイムライン機能を削った Twitter クライアントである. Twitter で通知を見に行ったつもりがタイムラインを遡る作業を始めてしまうことがある. そういった時間の無駄を省くべくことを目的としている.

作業をしていると夕飯の時間になった. 夕食は,宴会場のようなところで食べることになった.

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夕食を食べた宴会場にあったベンツみたいなスピーカー

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相変わらずうまい

その後は温泉に入ったり,ビールを飲みながら談笑した. また,エントランスで #mokumoku_onsen を使用する別団体に邂逅したりした.

3日目

最後の日である. この日は13時まで作業し帰宅する流れとなった.

作業としては, Twitter の認証周りの実装を行った. 感覚として, Dart のライブラリは更新されていないものが多い.(codeを発行するタイプの認証のみ対応だったりする) Oauth のヘッダを付与するライブラリはあったが,access_token等の発行は自前実装する必要があった.

作業時間はあっという間,原状復帰を行い旅館を後にした. 旅館スタッフに教えていただいた 魚楽亭 で昼食をとった.

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海鮮丼.真理である.

その後は各自で帰宅する流れとなった. 電車を逃したりしたが無事に帰宅することができた.

まとめ

進捗を大きく出すことは叶わなかった. しかし,疲弊していた心理状態はだいぶ回復したように感じられた.

前回参加時の記事にも記述したが,このコミュニティは,いい意味で省エネであるところが非常に素晴らしい. お互いが無理をせず,過度に気を使わずにコミュケーションを取れている. 宿泊するタイプのイベントでは見ず知らずの人と行くと疲弊する場合が多いが,このイベントに限ってはそのようなことがない.

また冒頭にある通り,私は「スポンサーされる枠」で参加した. 経済的に負担の少ない参加が可能な枠であり,主に学生向けに設けられたものである. この制度は「ゴールドスポンサー枠」の方々の資金援助によって成り立っている. 特に,会場できゅうきょゴールドスポンサー枠に変更していただいた yusuke_misawa さんをはじめ,皆さんのおかげで,私の参加負担費は0円となった. 本当に感謝しきれません,ありがとうございました.

と,とても良い雰囲気のコミュニティであり,この記事の読者諸君にも是非お勧めしたいイベントである. 次回は 9月開催予定のようだが,「新しい人に参加してほしい」とのことなので気軽に参加していただきたい. 私の記事を読み「参加したい」と思ってくれる方がいてくれたらと祈りつつ,ここらへんで筆をおかせていただく.