北海道をバイクで一周してきましたのでその振り返り記事を書きました。
自分にとっての備忘録的に起こったことをなるべく記録しておきたいと思ったので、毎日の出来事を写真とともに振り返る詳細な振り返りも行いたいと思いました。 しかし写真の数も文字数も膨大になってしまったため記事を分けて、こちらで毎日の写真とともに思い出を振り返ることができるようなことを書いていこうと思います。
感想や全体感のある振り返りなどは、ぜひ上記の記事をご覧になってください。
1日目(横浜→仙台)
バイク移動距離: 400kmぐらい
この日は横浜から仙台までほぼノンストップでバイクを走らせます。 景色がほぼ変わらず、暇すぎて「大洗から行けばよかった〜」と10回ぐらい考えながら移動しています。

少し早く仙台に到着したので牛タンを食べました。

その後フェリーに乗りました。 フェリーではビュッフェを食べました。 食べすぎだろ。

2日目(苫小牧→支笏湖→苫小牧→日高)
バイク移動距離: 188km
おい!!!!!!!! バカ気持ち良すぎだろ!!!!!!!!! 道が真っ直ぐすぎるじゃねえか!!!!!!!!!!!

お、おい!でけえ湖が見えるぞ!気持ち良すぎんだろ!!!!!

秘湯である丸駒温泉に行きましたが休館日でした。悲しすぎる。

味の大王 総本店で、北海道に来たら食べておきたいカレーラーメンを食べました。 大学生ぶりに久しぶりに食べましたが、美味しさは変わらず、寒い時期にはとても嬉しい味ですね。

その晩は日高沙流川オートキャンプ場でキャンプでした。
キャンプ場に向かうまでの道が寒すぎてワロタ。 よく地図を見たら日高国際スキー場の隣のキャンプ場でした。寒いわけだ。
バイクをサイトに乗り入れ可能で、係の方も非常に優しい方で、歩いて行ける温泉施設があり、お値段なんと500円で、とても良いキャンプ場でした。

3日目(日高→襟裳岬→晩成温泉→帯広)
バイク移動距離: 311 km
襟裳岬ですが、マジで風が強かったんで写真だけ撮って直ぐに離れました。 停めたまま観光でもしてたら風でバイクが倒れちゃうぜ。

そのまま晩成温泉に行きました。 お湯がとろとろ(成分が濃い)過ぎて草。(外装工事中だったので写真なし) 隣にキャンプ場があり、一瞬キャンプするか悩みましたが気温が低すぎたのでやめておきました。
その後、今日の宿であるライダーハウス ヤドカリの家in帯広 に向かいました。 ライダーハウスというのは、その名の通りライダー向けの簡易的な宿泊施設です。 共用部分が共通になっているドミトリーの宿なので、宿泊者は互いに気安くうち解けられ、情報交換したり、持ち寄りで即席の宴会などが発生していました。 一泊1500円。とても良心的。
そこで自転車を借りることができたので、そこのオーナーやライダーにおすすめされた豚丼一番 帯広総本店(皆さん "ぶたいち" と言っていました)とアサヒ湯に行きました。 地元の方のおすすめを聞くことができるのはこういった宿のメリットですね。

ヤドカリの家には看板猫(?)のタマがいます。 とても人懐っこく、椅子に座ってたら勝手に上に乗ってくるぐらいです。

寝る場所はフローリングの上にタイルカーペット一枚が敷いてある程度で、とてもそのままだと寝るのが難しい状況だったので、キャンプ用のシュラフを利用しました。
4日目(帯広→釧路)
バイク移動距離: 194 km
この日はまず、ライダーハウスにいた北海道在住の方も「今まで食べたジンギスカンの中で一番美味しかった」と絶品のジンギスカン白樺 帯広本店に行きました。 本当に美味しかった。米がもりもり進む!油が染み込んだ玉ねぎも絶品!

その後、デザートがてら六花の森内部にある六’cafeでアイスサンドとバターサンドとコーヒーを頂きました。 庭園自体を周る時間はなかったのですが、庭園を眺めつつ素敵なお菓子を食べることができていい気分になりました。

その後は釧路湿原に行きましたが展望台が閉まっていたりしました。 悲しい。
その後、釧路プリンスホテルで一泊しました。 バイクの人には屋根がある場所を駐車スペースとして提供してもらえて嬉しい。
釧路、この記事の通りマジで人がいなくて閑散としていました。

5日目(釧路→厚岸湾→納沙布岬→中標津)
バイク移動距離: 263 km
まずは釧路駅前の釧路和商市場で勝手丼を食べます。 ネタを自分で選んで乗せていくタイプの海鮮丼です。 オススメも聞きながら君だけの最強の海鮮丼を作り出せ。


納沙布岬に向かう途中、根室で回転寿司 根室花まる 根室店に行きました。 北海道の回転寿司の御三家といえば「トリトン」「根室花まる」「なごやか亭」らしいです。知らなかった。
回転寿司といえば流れてくるのかと思いきや、基本的に頼んだものがレーン越しにそのまま職人さんから渡されるタイプ。 銀宝、さんま、戻りがつお、活だこ、真だらこの明太つつみ、たらばガニのつつみ、と食べた気がする。(うろ覚え)

次は納沙布岬に向かいます。 納沙布岬は、いわゆる北方領土等を除いた「一般人が訪問可能な日本最東端地点」として有名な場所です。
まちぐるみで、日本の最東端であることをアピールしています。 最東端のセイコーマートでは店先でそのようなアピールがあり、最東端のガソリンスタンドでは給油証明書がもらえます。

一方で北方領土返還を望む強いメッセージを発信している町でもあり、自らのアイデンティティを失うことを切望している珍しい構図だと思います。
北方館、望郷の家、望郷の塔といった北方領土関連の施設が多く存在し、Xで時々見かける思想が強めな例の鳥のグッズを入手することができます。 また、北方領土返還の署名にサインすることもできます!北方領土返せ!
四極踏破証明書も忘れずに回収します。

その後、中標津町のゲストハウスushiyadoに一泊しました。 ドミトリーの部屋でしたが、そもそも今日のドミトリーの利用が1人なんで個室みたいに使っていいと言っていただけました。牛乳とチーズはサービス。シャワーとキッチンとランドリー(ランドリーは有料)が使える。3900円と格安でした。

近所にホテルマルエー温泉本館という宿泊施設があり、そこは日帰り入浴もやっているのでそこで温泉に入りました。 ここは湯の花も浮いているほどの非常に濃いかけ流しの温泉で、肌が異常にすべすべになりました。
6日目(中標津→野付半島→知床峠→網走)
バイク移動距離: 229 km
まず、近くにある開陽台という場所に向かいました。 周囲に視界を遮るものがないので地平線が丸く見えるといった場所です。 北海道ならではの絶景です。
地球、丸すぎてウケるな pic.twitter.com/SlZcLFlDbj
— なかひこくん さんと他98人 (@takanakahiko) 2024年10月12日
次に野付半島に向かいました。 野付半島は土砂が堆積してできた海洋に突き出た地形である砂嘴(さし)であり、徐々に地盤沈下を起こし樹木等は徐々に塩分によって朽ちていっている特殊な場所です。 「この世の果て」とも形容されているその半島では、両側が海である、大変稀な車道を走ることができます。

その後は名ロードである知床峠を走ります。 海沿いから山、そしてまた海沿いへ戻る、高低差が急な峠となっていて、その奥性も相まり絶景を楽しむことができました。


その後は博物館網走監獄へ向かいました。 最近だとゴールデンカムイで取り上げられて話題になっていますね。 ゴールデンカムイ関連のお土産も数多く置いてありました。

今日の宿は東横INNオホーツク・網走駅前です。
晩御飯はケの日ごはん猯家に行きました。 「ケの日」というのはなんてことない普通の日、という意味らしいです。家で食べるような、ホッとするようなご飯を出してくれるお店です。 ラーメンなど、観光料理ばかり食べていて栄養不足になる予感がしていたので、こういった食事が本当に嬉しいです。 とはいえ食材は北海道のものなのでとても美味しい。普段の食事が美味しいのも北海道の魅力なんだなとしみじみ。

7日目(網走→浜頓別)
バイク移動距離: 247 km
フォロワーから教えてもらったRimo HOKKAIDO 網走店に向かいました。 ここはグランプリで世界一になった職人が作るジェラート屋です。 とんでもなく濃厚で美味しい。これが世界一のジェラートか。

さて、ここから海沿いに北上するのですが、その道取りがかなりの問題です。 ツーリングマップルでも「居眠り注意」と書かれ、昨晩の晩ごはんの店主も「なにもない道だけど頑張って」と言われたとおり、本当に虚無な道がひたすらに続きます。

その間に海鮮炉端焼き マルカイチ水産といったお店で昼食を取りました。 北海道では他の観光地でも炉端焼きは度々見かけて気になっていたので、ここでありつけてよかったです。 セルフで焼くのはアクティビティとしての面白さもあり楽しい。

また虚無を走る

どうにか宿につきました...。 近くにキャンプ場があったのですが、気温は低いわ、3日前に熊が目撃されてるわで、やめときました。
今回の宿はトシカの宿 です。 いわゆるとほ宿というやつで、ドミトリータイプの定員が少ないアットホームな宿のことを指します。
その日は自分ともう一人のみが宿泊客でした。 オーナーと3人で囲む食卓はすごく暖かく、また美味しいものでした。

長年続けているブログがいつも素敵で、すごく素敵な写真を撮るオーナーです。
8日目(浜頓別→稚内→旭川)
バイク移動距離: 364 km
昨日と打って変わって、本日は楽しい道が多いです!
まずはエサヌカ線です。 ひたすら一直線に牧草の中を突き抜ける道路で、電線や看板などが一切なく開けた景色を最大限に楽しむことができます。

そのまま宗谷岬まで向かいます。 宗谷岬はいわゆる北方領土等を除いた「一般人が訪問可能な日本最北端地点」として有名な場所です。

近所には白い道といった観光名所があります。 貝殻を敷き詰めて作った道のようです。 風力発電装置もとても多く、見晴らしも素晴らしいため、かなり走っていて気持ちの良い道です。

四極踏破証明書は休日なので稚内市役所の裏口の警備員から受け取りました。

その後はオロロンラインに沿って南下します。 ひたすらに真っ直ぐな道ですが、海が開けていたり風力発電施設がズラッと並んでいたり、眺めとしては楽しい道です。

その後、霧立峠を通って士別市から高速道路を使い旭川に行きました。 霧立峠で虫が大量に飛んでいて、更にものすごく寒かったので、心を無にして走っていました。多分もう少し早い時期だったらかなり楽しいワインディングの道だったかなと思います。

その後はホテルルートイン旭川駅前一条通にチェックインします。 バイク置き場は近所の提携駐車場で、駐車料金を別途取られてしまいました。 前まではホテルの前に置けたらしいですが、バイクにいたずらされる事件があったそうで。 治安悪いなあ。
ただ提携駐車場がエレベータ形式で、無骨なコンクリートの中を鉄製のワゴンで上昇するのがロボットの出撃シーンみたいでかっこよかったので許しました。

さて、旭川に来たのは北海道3大ラーメンをコンプリートするためです。 蜂屋 五条創業店に来ました。

ラーメンに続いて、旭川といえばホルモンです。 焼肉 WEST 百名店にも選ばれている馬場ホルモンに来ましたがとっくに閉店していました。 いや〜悔しい。調べると16時ぐらいにいかないと間に合わないっぽい。
代わりと言ってはなんですが、粉もんず2条昭和通店で 旭川のソウルフードである旭川しょうゆ焼きそばを食べました。 こちらも大変美味しかったです。

9日目(旭川→札幌→泊)
バイク移動距離: 243 km
空知太神社事件で有名な空知太神社に行ってました。 自治体が神社を管理する町内会に対して私有地を無償提供していたことが政教分離原則違反とされたものですね。(専門じゃないので説明に不備があるかも) 憲法の勉強をしたことがある人なら耳にしたことがあります。自分も憲法の講義を受けたときに軽く説明がありました。 周りについているポールの境界を少しでもずらそうものなら憲法問題になってしまうヤバい土地です。
駐車スペースが無いので手を合わせてすぐに退散しました。

次に札幌に来ましたが、こちらに来たのも北海道3大ラーメンをコンプリートするためです。 すみれ 中の島本店に行きました。

西に進み、小樽を通り過ぎて更に進むと島武意海岸といった場所へいけます。 この周囲はとても気持ちの良いワインディングです。
島武意海岸は日本の渚100選にも選ばれるとても景色の良い場所です。 ただその日は生憎の天気だったので、事前に写真で見たものより綺麗ではなかったですかね。残念。

その後、実は第1希望の宿だったニャー助のホテルんを通り過ぎます。 予約を取ろうと思ったら、その日はなんと休館日なのでした。残念。
その後、本日の宿であるホテルカルチャーヴィレッジ泊にチェックインです。 この宿は立地的に飲食をどうするかと行った問題があり、近いセイコーマートも4km先にあり、飲食店自体は15分程度も車を走らせないといけません。 自分はセイコーマートで焼きそば弁当を買いました。
ただこの宿はかなり新しめで、タブレットでの非対面チェックインや部屋の電子錠が導入されており、かなり快適に過ごせました。 また夕日がかなりきれいとのことで、また天気がいいときに来たいなと思いました。
10日目(泊→ニセコ→羊蹄山→乙部)
バイク移動距離: 291 km
まず羊蹄山に向かいました。

羊蹄山は Ghost of Tsushima とかいう死ぬほど面白いゲームの次回作として発表された Ghost of Yōtei の舞台とされているところですね。 ゲーム内で駆け回ることになると思うので予習しに来ました。
羊蹄山の周りは見晴らしが良い直線道路が多く、また少し西のニセコ周辺はワインディングの気持ち良いニセコパノラマラインがあるので、ゲーム関係なくバイクで走るととても気持ち良いエリアですね。
また西の海岸に出てしばらく南下し、道の駅 てっくいランド大成から撮った夕焼けがすごく綺麗でした。 北海道の西側は夕日の綺麗さを押し出す観光地が多いように感じましたが、これも納得ですね。

その日の晩はホテルあすなろに行きました。 ここは社会福祉法人が運営するホテルで、バリアフリーホテルといったものです。 とても貴重な体験をすることが出来ました。
バリアフリーホテルというものに泊まってるんだが、至る所に工夫がされていて感心するな…。部屋のドアも自動スライドドアだし、車椅子が通れるスペースがあるし、トイレも順番に広いし。 pic.twitter.com/n8EWx6iBPE
— なかひこくん さんと他98人 (@takanakahiko) 2024年10月16日
11日目(乙部→函館→室蘭)
バイク移動距離: 279 km
この日は北海道3大ラーメンのラストを締めくくる函館ラーメンを食べに函館に向かいます。 函館麺厨房 あじさい 本店 に向かいました。

北海道の中でも道南寄りだと温かい方で、快適な気候でした。 そこで、その日の晩は室蘭の大地のニマ キャンプ場でキャンプをすることにしました。 このキャンプ場はまだ開業したばかりとのことで、半額の1000円で利用することが出来ました。
ここは周りに徒歩五分で大型のスーパーマケットやホームセンターがあり、非常に快適にキャンプを行うことが出来ました。 自分はキャンプ初心者なので、足りないグッズ等をその場で買い足したり、買ってきた料理をそのまま食べることができる環境はとても安心感がありました。

ただ入浴は、近い温泉だとアヨロ温泉といった場所で、泉質自体はすごく良かったのですがキャンプ場から距離があってかなり湯冷めしてしまいました。 キャンプ場と温泉の間に違うキャンプ場があり、羨ましい気持ちが出る中、バイクで往復40分ほど移動しました。
12日目(室蘭→苫小牧)
バイク移動距離: 113 km
この日は船に乗るまで時間があったのでゆったりと行動しました。 この日に合う船が商船三井さんふらわあの夕方便にあったので、それを前日に予約していました。
まずキャンプ場を出たら、近所にあるのぼりべつ酪農館に行き、名物のソフトクリームを食べました。 滑らかで味も濃く、今まで食べたソフトクリームの中でもダントツで一番美味かったです。

次に登別地獄谷に行きました。 ここは爆裂火口群というやつで、数多くの温泉の湧出口や噴気孔があります。 写真等で見たことはあったのですが、実際に目で見てみると圧巻ですね。

それでも時間が余っていたので、一旦東へ向かい港を通り過ぎて、ノーザンホースパークに行きました。 ポニーのショーを見たり、観光馬車に乗ったり、ディープインパクトゲートを見てきたりしました。

そろそろ船がつく時間なので港に移動しました。 商船三井さんふらわあは自動チェックイン機もあり、テクノロジーが進んでいますね。
船は内装もすごく現代的です。
乗船後はキャンプからの疲れもあり、ディナービュッフェを食べてから早々と寝ました。

13日目(大洗→横浜)
バイク移動距離: 170kmぐらい
さて、船もついたところでさっさと家に帰ります。 このように、誘導されながら船から降ります。

船が大洗に着いたのは14時なので、あまりモタモタしていると日が暮れてしまいます。
帰り道は特に語ることもなく、ノンストップで家まで帰りました。
















